E タイムキーパー
競技時間(正味8分)と休憩時間(2分又は3分)の計測
- 計測の開始は競技者が各ピリオドのセンターボールに触れたときから始まり,試合が中断したときは次にプレーが再開されるまでこれを停
止する。計測の再開は,フリースロー,ゴールスロー,
コーナースロー,ペナルティースローを投ずる競技者の手からボールが離れたときから開始され
る。(投げる,手から離す,水につけるなどの行為からインプレー)ニュートラルスローのとき
は,レフリーからボールが投ぜられ,どちらかの競技者がボールに触れたときから開始される。
-
※フリースローは,レフリーの判断によって,一旦頭上に上げたボールを水面に落としたり,パスする前にドリブルを始めたりしたときにスローと見な
し,インプレーとなることがあるので注意すること。
- ※2m以内のフリースローやコーナースローはやり直しのケースが多いので,リスタートに注意
- ピリオド(8分)が終了したときはブザー(笛等)で合図し,直ちに休憩時間(1P-2P間,3P-4P間は2分,2P-3P間は3
分)を計測する。休憩時間終了の30秒前及び終了したときにブザーで合図する。
- 試合中の得点及びパーソナルファウル(退水,ペナルティーファウル等)のとき,分・秒を声に出して記録員に伝える。(5分06
秒→ゴー ゼロ ロク)
- 最終ピリオド残り1分を通告員に知らせる。
各チームのボールの継続保有時間(正味 30 秒または 20 秒)の計測
- 各競技者のボール保持,ボールリリース,シュート,あるいはボールの所有権の移行に注意し,
ショットクロックのスタート,ストップ,リセットを正確に行う。
- (1) 競技者がシュートを試みた場合,その手からボールが離れたとき。(攻撃側が再度ボールを所有した場合は 20
秒,防御側の場合は 30 秒)
- (2)
ボールの所有権が完全に移行したとき。(ボールを競り合っている状態で,一瞬間移行した場合は,完全な移行とはみなさない)
- (3) パーソナルファウルが発生したとき。(攻撃側が再度ボールを所有した場合は 20 秒,防御側の場合は 30
秒。ただし,攻撃側の保有時間が 20 秒以上の場合その時間が維持される)
例:24 秒で退水→24 秒のまま,慌ててリセットしない: 17秒で退水→20 秒
- (4) コーナースロー,ゴールスロー,ニュートラルスローが生じたとき。(コーナースローは 20秒,それ以外は 30 秒)
- ※ ショットクロックをスタート,ストップするケースは「タイムキーパー(1)」と同じ。
- ※
シュートされたボールが,競技者やゴールポストに当たって跳ね返ったときは,そのボールをどちらかの競技者が完全に保持したときから新たな攻撃時間の計測
を開始する。(フィールドに漂っているボールはまだどちら側のボールともいえないので,必ずどちらかの競技者がボールを完全に保持したと
きから開始する)
- ※【2022年1月解釈変更】ショットクロックはボールに触れたときにリセットに変更。
- ショットクロック担当は
- ●シュートを撃ったときにリセット。
- ●ルーズボール時は選手 がボールに触った時に再度リセット。
- 審判がターンオーバーのハンドサインを出したら Time-out が取れる。退水者の入水は可能。
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競技会の規模によっては記録席主任としての役割を果たす。競技の進行全体に気を配り,主に本部席のオフィシャルが正確に機能しているかをチェックし,おこ
りうるミスを予想しながら各部署に注意を与える。また,レフリーと本部席オフィシャルとのコミュニケーションの場においては本部席側の窓
口となる。(かごしま国体はショットクロック専任)